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「うあー、食った食ったぁ」 夕食を食べ終え、カナがごろりと横になる。 そんなカナに、チアキは冷たい視線を向けた。 「後片付けくらいしたらどうだ」 「あー? そんなのは後でいーんだよ。具体的には寝て起きてからで」 「ダメに決まってるだろバカヤロウ。ほら起きろ…」 ぐいっと、チアキがカナを引き起こす。 が、逆にカナに引っ張られ、チアキはカナの上に倒れ込んだ。 「遠慮するな、姉の胸で存分に眠っ」 言葉の途中で放たれたチアキの鉄拳に、カナは言葉を詰まらせる。 「姉の胸で寝るなら、私はハルカ姉様を選ぶよ。 わかったら立てバカヤロウ。立って後片付けを手伝いやがれバカヤロウ」 「…二回は言い過ぎじゃないか?」 「ハルカ姉様、これで最後です」 「ありがとう。そこへ置いといて」 「はいっ」 台所で洗い物をするハルカと、それを嬉しそうに手伝うチアキ。 カナはしばらくその様子を眺めていたが、唐突に二人の間に割って入った。 「私も手伝おう」 「いらん。足手まといだ」 「ほう」 ギラリと、カナの目が鋭く光った。 「二人とも! ケンカするなら台所から出てって!」 リビング。 そこに、しょんぼりと肩を落とした二人の姿があった。 「…お前のせいでハルカ姉様に怒られた」 ぼそりとチアキがつぶやく。もちろんカナは即座に反応し、身を乗り出す。 「私のせいか!? 大体、私が手伝うと言ってるのに拒否したチアキが悪いんじゃないか」 「お前に後片付けなど出来るわけがない」 「ほほう、言うねぇ」 カナの言葉を聞かず、チアキは立ち上がり台所へ。 チアキは冷蔵庫から持ってきた缶のプルタブをあける。 一つしか持っていないのを見て、カナが声をあげた。 「…私の分は?」 「甘えんなバカヤロウ」 「のど渇いたんだけど」 「知るか」 カナとチアキの間に見えない火花が散る。 やがてどれくらいの時間が経ったか-先に動いたのはカナだった。 「あ、聞いてよハルカ。チアキがさぁ」 チアキの背後に向かって声をかける。 まずい。カナがなにを言うかわからないが、 このままではハルカ姉様に誤解されてしまう。 「違うんですハルカ姉様!これはカナが-」 言いつつ振り返るが、そこには誰もいなかった。 しまった、と思ったときにはもう遅い。 衝撃を感じ、慌てて見てみれば、チアキの手から奪ったそれをグビグビと飲み干すカナの姿があった。 「…ップハァ!」 「お前…一気か! 一気に飲んじゃったのか!」 血相を変えて詰め寄るチアキとは対照的に、カナはへらへらとした顔を向ける。 「いやー、これ美味しいねぇ。新商品?」 「そうだよ…しかも他のやつより高かったんだよ…楽しみにしてたのに…」 「…チアキ?」 いつもと違うチアキの様子に、カナは怪訝そうな声をかける。 と、それが合図であったかのように、チアキが爆発した。 「何なんだよお前はいったい何なんだよ! いつもいつも私やハルカ姉様に迷惑ばっかりかけやがって! お前なんかいない方がよかったよこのバカヤロウ!」 ひとしきり叫び、ハァハァと肩で息をする。 カナは何も答えず、ただうつむいているだけで、それがますますチアキの神経を逆なでした。 「何とか言ったら-…!?」 ついにチアキはカナにつかみかかり-そこでチアキの動きが止まった。 カナの目に、大粒の涙が浮かんでいたからだ。 「カナ…お前」 チアキがつぶやいたのと同時に、 カナの目からボロボロと涙がこぼれ落ちる。 カナはまるで子供のように下唇を噛みしめて涙を堪えようとしているが、 それでも涙はどんどん溢れ出てきた。 「ちょっと、なに大声出して…って、どうしたの?」 騒ぎを聞いたハルカがやってくるが、事態の異常さに思わず訪ねる。 「いや、それが私にも何が何やら」 「えぐっ…うえっ…」 「あーほらほら、泣かないの。ね?」 ハルカがカナの涙をハンカチで拭う。 「ありがと、ハルカお姉ちゃん…」 「ハルカ…お姉ちゃん!?」 聞いたこともないカナの言葉に、チアキは目を丸くした。 「そういえば、昔は私のこと『お姉ちゃん』て呼んでたのよね。 いつから呼び捨てになったのかしら」 そこまで言って、テーブルの上にある空き缶に気がつく。 それを持ち上げ、驚きの表情を浮かべた。 「…チアキ、これ…『スパークリングカクテル』ってお酒よ」 「え…」 ということは…今のカナは、酔っているということか。 「チアキー!」 いきなりカナがチアキに抱きつく。 「うおっ!止めろバカヤロウ!」 チアキがカナを引き剥がす。が、カナはなかなか離れようとしない。 「離れろ…」 「やだ! チアキと一緒にいる!」 カナがチアキに抱きついたまま叫ぶ。 その姿は、いつものカナからは考えられないほど必死だった。 「私は…! 勉強も家事も、何もハルカお姉ちゃんに勝てない! だからこうでもしないと、チアキが私に構ってくれないじゃないか!」 「…!」 それを聞いて、チアキは昔のことを思い出した。 昔…チアキが幼稚園の頃は、カナがチアキの面倒をみていた。 チアキもまた、カナを「カナおねーちゃん」と慕っていたのだが… チアキが小学生になった頃から、カナではなくハルカを頼るようになっていった。 尊敬のあまり、ハルカを『姉様』と呼ぶようになったのもこの頃だ。 それが面白くないカナは、ある日ついにチアキにぶつかった。 「チアキがハルカお姉ちゃんをハルカ姉様って呼ぶなら、私もカナ姉様って呼んでよ!」 興奮気味に言うカナに、チアキは涼しい顔でこう返した。 「やだ。だってカナおねーちゃん、何も出来ないし」 幼いゆえの悪意なき言葉。 だが、それはカナの心をえぐるのに十分すぎる威力だった。 「…! だったら…だったら、ハルカお姉ちゃんをハルカって呼び捨てにしてやる!」 これにはムッときたチアキ、売り言葉に買い言葉とばかりに返す。 「だったら、私はカナおねーちゃんをカナって呼ぶからね!」 『ふん!』 ここが、カナとチアキが今の関係になった瞬間だった。 「そう…そう言えばその頃の話よえ」 チアキから話を聞いたハルカが、納得したようにうなずく。 「まあとにかく、カナのことお願いね。私はもう寝るから…」 ふわぁ、と大あくびをして部屋を出て行こうとするハルカを捕まえる。 「なに?」 「ムリです姉様。今カナとふたりきりにされたら間が持ちません」 「この缶カクテル…千秋のよね?」 「う」 「それに、ずいぶんチアキにべったりだけど」 確かに、カナが酔っ払った原因は チアキが間違えて買ってきた缶カクテルだし、カナは相変わらずチアキにべったりくっついたままだ。 痛いところをつかれ、チアキは「…わかりました」と素直にうなずいた。 「それじゃあ、私たちも寝るぞ」 そう言って立ち上がるチアキを、カナはじっと見つめる。 「何だ」 「…一緒に寝てくれる?」 いつもであれば即断るところだが、今日だけは仕方がない。 「ほら、入れよ」 「…お邪魔します…えへ♪」 もそもそと布団に潜り込み、電気を消す。 「…チアキは…私が、キライか?」 いきなりの質問に、チアキは驚いてカナの方に向き直る。 暗闇でその表情は見えない。ただ真剣な声だけが聞こえてくる。 「私は…チアキが好きだ。大事な大事な妹だ」 「でも…私は、ハルカに勝てないから…だから…」 「バカやって、チアキにちょっかい出さないと… チアキは私を見てくれなくなると思って…」 「だから…だがら゛ぁ…」 最後の方は涙声だ。 それをジッと聞いていたチアキは、いきなりカナの顔を掴む。 「ふぇっ!?」 そして、その唇をカナの唇に押し当てた。 「勘違いするな。私だってお前が…カナお姉ちゃんが大好きだ。 バカやってるカナお姉ちゃんが大好きだ」 「だから、あんまり気にするな」 「さっきは…いなくていいなんて言って…ゴメン」 しばしの沈黙。そして、 「zzz...」 「…寝ちゃったのか」 その手から伝わる温もりはとても暖かく、 その温もりを感じながらチアキも眠りに落ちた。 「おっはよーう!」 「ぐえっ」 いきなり押しつぶされ、チアキは妙な声を上げる。 なんとか抜け出して見てみれば、笑顔のカナがそこにいた。 「…お前は朝から何してんだ」 「いや、昨日の記憶がさっぱり無くてさぁ。 私なんかしたのか?なんでチアキと一緒に寝てたんだ?」 睨みつけるチアキに、カナはあっけらかんと言い放つ。 そんなカナを見て、チアキは大きなため息をついた。 「あーっ!なんだそれ、どういう意味だ!」 「もういいよ、ほら早く着替えて飯にするぞ」 呆れ顔を浮かべつつ、私たちはやはりこれでいいとチアキは感じていた。 -これからもよろしく、カナお姉ちゃん。 おしまい これはいい姉妹 -- 名無しさん (2009-03-01 11 35 29) 2人の意外な一面に 感動した!!!!!! -- 尺取り虫 (2009-03-04 21 40 18)
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変態、変態、変態ッ! 妹の下着見るなーッ! お姉ちゃんとは簡潔にまとめると ・天乃の姉でお兄ちゃんの妹。久遠家長女 ・久遠家の常識担当(ただし久遠家基準) ・ちっぱい である お姉ちゃんについて 学校:高校2年 誕生日:不明 身長:157cm バスト:ちっぱい 好きな物:妹、星 嫌いな物:兄 備考:余り厳しいことを言わない甘い性格 概要(本編前) 星が好きで、星に関する知識はあるが、別に理系と言うわけでもなんでもない 妹(天乃)の不登校を気にはしているものの、そこまできつくは言わない 銀とは顔見知り程度の付き合いしかなく、 鷲尾、乃木とはまったく交流がなかったために、天乃と同じように変わることはなかった 1スレ目 天乃のことで兄と口論していた 2スレ目
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【お姉ちゃん】 欲しい物のひとつ。 女子会員が先輩の女子会員を呼ぶ時はこう。 関連項目 欲しい物
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【種別】 用語 【用語】 お姉ちゃん 【よみがな】 おねえちゃん 【使用話】 第14話~ リュウタロスが愛理を呼ぶ時に使う呼称 【関連するページ】 用語
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530 姉ちゃんラーメン sage 2008/02/02(土) 23 37 33 ID mLQ/V+Xz 最近俺の姉ちゃんはちょっと変だ。 姉ちゃんは普段から大人しいというかクールだし、あまり笑ったり怒ったりしないうえに口数も少ない。 なのに飯を食べるときにもの凄い笑顔で見つめてくる。特に俺の好物であるラーメンを食べてるときなんか異質な笑顔だ…。 普段は無表情なのに食事の時だけ笑顔になるのだからこっちは落ち着かない気分になる。 姉ちゃんのラーメンはうまい、そこら辺の店で食べられるラーメンなんかとは比べものにならないくらいにうまい。 なぜこんなにうまく作れるのかと聞いてみるとスープ作りにコツがあるそうだ。 姉ちゃんは料理に拘っていて何を作るにも時間と労力を使って作る。 だからラーメンを作るときとか麺は市販のを使っているが、スープは自分のオリジナルで何時間もかけて仕込みをしている。 それにスープを作ってるとき姉ちゃんはブツブツ何かを言っているみたいだ…蜜とか液とか。 そして今もまさに食事中だかやっぱり姉ちゃんは笑顔だ…っていうか軽く顔が赤くなって涎を垂らしている。変だよな? 誰かなんで姉ちゃんがこんな笑顔なのか解る人がいたら教えてくれないか。
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おばねーちゃん【小母姉ちゃん】[名詞] 女性を第三人称で表す場合、その女性がおばさんかお姉さんか判別がつかないときに用いる。
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マー姉ちゃん 色 出演者 備考 黄色 磯野マリ子(熊谷真実) 水色 磯野マチ子(田中裕子) 緑色 -
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お姉ちゃん2 「あかりの晩御飯美味しかったー♪」(抱きつく) 「お、お姉ちゃん分かったからどいて」 「ぶぅ」 「酔ってるのかな。料理にお酒いれすぎた?」 (食器を洗うあかり) 「京子ちゃん達花火やったんだってー。あかり達もやりたいね」 (ソファーで寝っころがる姉) 「昔縁日で迷子になってから、何日間か私の手をずっと離さなかったのよね。可愛かったわぁ」 (花火よりあかりの浴衣姿をずっと見ていたいわ) 「あかり覚えてないよぉ。 今年の夏は海行ったり楽しかったなー」 「あかりも中学生なんだからそろそろ水着買えばいいのに」 (私があかりにピッタリの・・二人きりなら水着いらないんじゃ。今とか) 「あかり、久々に姉妹でお風呂入らない?」 「え?」
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スレイヤーズキャラクター事典 郷里の姉ちゃん (くにのねえちゃん) 種族:人間 性別:女 初出:すぺ1P15 本名:ルナ=インバース。リナの姉で故郷ゼフィーリアのリアランサーという名前の店でウェイトレスのアルバイトをしている。その実は赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)と呼ばれるスィーフィードの力と意識の一部を受け継いだ人間。 リナは幼い頃より姉ちゃんにトラウマもののしごきを受けている。それゆえ、リナにとって姉ちゃんは、ライバル視しながらも精神的に「勝てない」と思ってしまう存在である。 趣味は野良犬・野良猫等、動物に餌をあげること。リナ達との戦いに敗れたディルギアは「スポット」という名前でルナに飼われている。 郷里の姉ちゃん伝説 郷里の姉ちゃんは作中に実際には登場せず、リナの口からその存在と様々なエピソードが語られるのみとなっている。以下にその伝説を纏める。 年齢はすぺしゃる時点で17、8歳。(すぺ1P50) 雷撃竜を包丁で倒す。(すぺ7P83) 爆圧を受身でしのぎ切る。(すぺ11P55) 竜破斬をあっさりかわす。(すぺ11P56) 竜破斬を普通の剣で斬る。(すぺ13P234) 純魔族を麺棒だかすりこぎだかでどつき回した。(すぺ19P196)
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65 お姉ちゃんだらけ(そのいち) [sage] 2010/01/24(日) 19 50 11 ID seQT5t6gO 扉を開けると、そこには5人のお姉ちゃんがいた―― 憂「お姉ちゃん、そろそろ起き……きゃああ!?」 唯1号「おはよう憂!」 唯2号「憂、おはよー」 憂「お、お姉ちゃんが二人!?」 唯3号「二人だけじゃないよ!」 唯4号「私もいるよー♪」 唯5号「私を忘れちゃダメだよ!」 憂「ちょ、こ、これどういうことなの…!?」 唯1号「いやぁ、なんか起きたら分裂しちゃっててー♪ 憂「な、なんか!?」 唯2号「これで私も音楽の極みに立ったってことだね!」 憂「え、音楽の極みに立った人って分裂するものなの?…きゃっ」 唯3号「ういー、今日はお休みだしのんびりしようよー」ギュー 憂「ちょ、お姉ちゃ……」 唯4号「あ、ずるいよー私も!」ギューッ 唯5号「私もー!」ギュッ 憂「うぅ…?」 この状況、なんだかよくわからないけど…とりあえず、分裂したお姉ちゃんもあったかくて気持ちいい…♪ 唯1号「ういーお腹減ったー」 唯2号「朝ご飯にしようよー」 憂「あ、うん!じゃあお姉ちゃん、ご飯にしよう!」 唯1、2、3、4、5号「はーい!」 憂「ス、ステレオ…」 66 お姉ちゃんだらけ(そのに) [sage] 2010/01/24(日) 19 52 56 ID seQT5t6gO こんにちは、平沢憂です。突然ですがお姉ちゃんが分裂しました。 唯1号「憂ージャム取ってー」 唯2号「憂ーマーガリンどこー?」 唯3号「憂ー牛乳がないよー?」 憂「ま、待ってお姉ちゃんたち、落ち着いて…」 唯4号「ちょっと5号!そのベーコンエッグ私のだよ!」 唯5号「私のだもーん♪憂がお姉ちゃんにあげるってくれたんだから!」 唯6号「それは私のことを言ったんだよ!ね、憂?」 憂「え、えーっと…私が言ったお姉ちゃんっていうのはそのお姉ちゃんじゃなくって違うお姉ちゃんっていうか…あ、あれ?」 唯4号「お姉ちゃんは私のことー!」 唯5号「私だよ!」 唯6号「私ー!」 憂「だ、ダメだよお姉ちゃん自分とケンカしちゃ…わっ?」 唯1号「ういー、私と一緒にテレビ見よ?」 唯2号「あーずるい1号!私と見るの!」 唯3号「私とだよ!」 憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん…わかった、皆で一緒に見よう!ね?」 唯1、2、3、4、5、6号「はーい!」 憂「…えへへ……皆いいこ…♪」 5人のお姉ちゃんと過ごすのは、普段の5倍体力を消耗します。 ですが…同時にお姉ちゃんと過ごす幸せも5倍になるのです! …5? 85 お姉ちゃんだらけ(そのさん) [sage] 2010/01/27(水) 03 21 08 ID BKHRjECyO こんにちは、平沢憂です。分裂したお姉ちゃんたちとの生活にも少しずつ慣れてきました。 ところで一つ気付いたことがあります。実はお姉ちゃんたちは一人一人性格が違うんです。 唯1号「うーいー♪一緒にアイスたーべよー♪」ギュッ 憂「ダメだよ1号お姉ちゃん、さっき食べたでしょ?」 唯1号「えー?いいでしょ~うーいー♪」 憂「く、苦しいよー…♪」 1号お姉ちゃんは甘えんぼですぐに抱きついてきます。 もしかすると分裂する前のお姉ちゃんに一番近いかもしれません。 唯2号「……」ジー 憂「どうしたの2号お姉ちゃん?顔になにかついてる?」 唯2号「べ、別に…なんでもない」 唯3号「2号も憂にくっつきたいんだよねー?」 唯2号「そ…そんなわけないじゃん!私もう高校生だし、いつまでも妹にべたべたするとかあり得ないし!」 唯3号「じゃあ2号は憂にくっつくの禁止ね♪ういー♪」ギュッ 憂「きゃっ?」 唯2号「な…なんで3号が決めるの?意味わかんない!」 唯3号「だってべたべたするのあり得ないんでしょー?だったら文句ないよね♪」 唯2号「あ、あり得ないって言ったのはあくまで程度の問題で…」 唯3号「じゃあ抱きつきたいんだ?」 唯2号「う……」 86 お姉ちゃんだらけ(そのよん) [sage] 2010/01/27(水) 03 26 26 ID BKHRjECyO 唯2号「グス……ういー」 おずおずと服の裾を掴む2号お姉ちゃんは意地っ張りです。なんだかケンカした時のお姉ちゃんみたいでかわいいです♪ そして3号お姉ちゃんは少し意地悪です。かわいいだけにギャップがすごいです! 憂「ふふ…♪あ、ごめんね皆、私そろそろご飯の準備しなくちゃだから…」 唯4号「あ、憂ー♪ちょうどよかった、ご飯の準備ならお着替えしなくちゃだね!」 憂「ひゃっ!?よ、4号お姉ちゃ…なんでメイド服があるの!?」 唯4号「前に着たやつ、さわちゃんが持っていっていいっていうから♪どれ、お姉ちゃんが着替えさせてあげるー!」ガサゴソ 憂「きゃあぁ!」 4号お姉ちゃんは少し…いや、かなりスキンシップが過激です。さわ子先生みたいです。 正直、こんな風に体を無理矢理触られるのはかなり嬉し…じゃなかった、かなり困ってしまいます! 唯4号「憂のおっぱいぷにぷに~♪お尻やわらかくって気持ちいい♪」スリスリ 憂「や、やめてぇー♪」 唯1号「憂、なんで嬉しそうなのかな…?」 唯2号「さぁ…」 唯3号「…あんまりおっきいと将来垂れるよ(ボソッ」 90 お姉ちゃんだらけ(そのご) [sage] 2010/01/27(水) 23 59 06 ID BKHRjECyO 4号お姉ちゃんからなんとか逃れた私は夕飯の準備をするべく台所にやってきました。が… 憂「あれ、なんかカレーの匂いがする…?」 唯5号「あ、憂!ちょっと味見してみてー♪」 憂「5号お姉ちゃん!これお姉ちゃんが作ったの!?」 唯5号「うん!まぁ食べて食べてー」 憂「い、いただきます……パク」 唯5号「どう、美味しい?」 憂「お…おいしい…」 お姉ちゃんのことだから、隠し味に甘いものをどっさり入れたりしたんじゃないかと思ったけど…私が作るのよりおいしい! 憂「5号お姉ちゃん、こんなにおいしいの作れるなんてすごいね!」 唯5号「いやあ大したことないよー♪そだ、ついでにトンカツも揚げてカツカレーにしてみたよ!」 見ると、こんがり黄金色のトンカツが!そうです、5号お姉ちゃんは料理がものすごく上手いのです! 憂「でもこんなに揚げるの大変だったでしょ?」 唯5号「ううん、こんなの憂が料理してくれてるのに比べたら全然大したことないよ!」 憂「お姉ちゃん…」 唯5号「私だってたまにはお姉ちゃんらしいとこ見せなきゃだもん。何か悩みとかあったらいつでも相談してね?私たちはいつでも憂の味方だから」 憂「うん…ありがとう!」 91 お姉ちゃんだらけ(そのろく) [sage] 2010/01/27(水) 23 59 56 ID BKHRjECyO お姉ちゃんは、やっぱり優しくてあったかいです。 たとえ分裂して性格や言動が変わっても、お姉ちゃんはお姉ちゃん。一番大切な芯の部分は何も変わっていません。 でも5号お姉ちゃんはほんのちょっぴりだけ、他のお姉ちゃんよりも頼りになる…かもしれないです。 唯5号「それじゃ、皆呼んでご飯にしよ…あーーーー!」 憂「ど、どしたの!?」 唯5号「ういー…炊飯器のコンセント入ってなかった……」 憂「あらら…」 …やっぱりお姉ちゃんはお姉ちゃんです。 102 お姉ちゃんだらけ(そのなな) [sage] 2010/01/29(金) 03 47 47 ID zQ9XronZO ご飯も炊いて皆でカレーを食べていると、6号お姉ちゃんがこんなことを言い出しました。 唯6号「ところで、お風呂は当然皆で入るんだよね?せっかく大人数なんだし!」 憂「え!?」 唯1号「さんせー♪皆で入ったら楽しいよね!」 唯2号「ま、まぁどうしてもっていうなら一緒に入ってもいいけど…」 唯3号「わぁ楽しみ♪皆で入れば自分の体を客観的に見られるね!そして改めて気付くんだよ、自分の体の貧相さに!」 唯4号「ジュルリ…8P…ど、どうしよう、憂がおかしくなっちゃうかも…でも大丈夫、私が手取り足取り教えてあげるから♪」 唯5号「…4号ちゃん、さすがに自重しようね」 皆は色んなことを言っていますが、かくいう私はといえば嬉しさ半分不安半分といったところでした。 お姉ちゃんと久しぶりに一緒にお風呂に入れるのはもちろん嬉しいです。 でもこの個性派揃いの皆と入ったら何が起こるか…色々な意味で個性の強い6号お姉ちゃんの提案というのも不安です。ていうか… 憂「あ、あのー…こんな大人数でお風呂入るのは無理じゃないかな…?」 一同「……」 なんということでしょう。皆そのことをまったく考えていませんでした。 やっぱり、お姉ちゃんはお姉ちゃんです… 103 お姉ちゃんだらけ(そのはち) [sage] 2010/01/29(金) 03 50 11 ID zQ9XronZO 唯1号「考えてみたらそうだね…家のお風呂じゃせいぜい3人がいいとこだよー」 唯5号「よし、ここは公平にあみだくじで決めよう!私、今から作ってくるね!」 あみだくじを作りに部屋に戻った5号お姉ちゃん。 皆のために率先して動くなんて、やっぱりしっかり者なんだなぁ♪まだ食事の途中だけど… 唯6号「5号ちゃんがいない間にじゃんけんで決めようかー♪」 憂「え!?」 唯3号「ちょうど偶数になったことだしね♪はい、二人一組にわかれて!」 憂「え、あの…5号お姉ちゃんは…?」 5号お姉ちゃん抜きで行われたじゃんけんの結果、私とお風呂に入ることになったのは6号お姉ちゃんと7号お姉ちゃんでした。 そういえば、7号お姉ちゃんとはまだあまりしゃべってないな… 憂「7号お姉ちゃん、よろしくね」 唯7号「うん…よろしくね」 7号お姉ちゃんはクールです。皆が騒いでる時にも我関せずという感じで窓の外を眺めていました。 髪を七三に分けているところがかっこかわいいです。色々話せたらいいんだけど… 唯6号「わーいわーい♪おっふろ、おっふろ、おっふっろー♪」 唯7号「……」 憂「じゃあお先に入ってくるね。5号お姉ちゃんによろしくね…」 104 お姉ちゃんだらけ(ざつだん) [sage] 2010/01/29(金) 03 58 33 ID zQ9XronZO 唯4号「はぁ…せっかく憂とあんなことやこんなことができると思ったんだけどなぁ」 唯3号「モグモグ…あんなことやこんなことって?」 唯2号「……」(…き、聞きたいわけじゃないけど耳に入っちゃうからしょうがないよね) 唯4号「そりゃあ、押し倒したり…」 唯1号「きゃー♪押し倒す!?」 唯4号「揉んだり…」 唯2号「揉む!?」 唯4号「舐めたり…」 唯1・2号「なな、舐めるぅ!?///」 唯3号「モグモグ…4号はえっちだねぇー♪あとはあとは?」 唯4号「あとは…」 ガチャ 唯5号「皆お待たせ!あみだ出来たよー♪いやぁ、意外に難しいもんだねあみだって…あれ?」 唯1号「あれ、5号ちゃんは不戦敗になったんだよ?」 唯5号「え…?ふ、ふせ…?え?」 唯3号「モグモグ…ゴクン。ごちそうさま5号、カレーおいしかったよー♪」 唯5号「あ、私のカレー…」 唯1号「まぁまぁ、洗い物手伝うから元気出しなよ5号ちゃん!」 唯4号「私だって行けなかったんだしさ♪…手伝ってあげるから後で憂の下着取ってきてね。あと体触らせて!自分の体だから文句ないよね♪」 唯5号「…澪ちゃんの気持ちがちょっとだけわかったよ」 つづく!